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2011年1月28日 (金)

フィギュア撮影用のカメラの条件

今回、カメラ購入、撮影環境の再構築に当たって、それなりに分かってきたのでそれなりに解説。

照明を作り込んで、カメラは三脚等で固定が前提。

必要な機能)

 1.絞りが操作可能(”絞り優先モード”がある)

 2.接写能力(判断基準:焦点距離=85mmでどこまでよれるか)

 3.MFの操作性(ピントが合っているのが分かり易いかも含めて)

1の理由は”絞り”を”被写界深度”の操作に使うため。殆どのカメラは”絞り”をシャッタースピードを短く(=手ブレ対策)するために使おうとする(その場合、ピントが合っている部分が短くなる)ので、”オート”は当てにはならない(2~3段階でしか調整できない機種も多いらしい)。照明を作り込んで、カメラは三脚等で固定が前提なのでシャッタースピードを短くする必要もない。

2フィギュア撮影では焦点距離=85mm程度で固定して寄ったり引いたりするのがの基本(私見)であるため、カタログに載っているスペックの”広角端”での値は意味がない。”広角”はフィギュア撮影には向かないので、実際に使う、焦点距離=85mm(機種にもよるが3~4倍ズーム相当)で接写能力を判断する必要がある(”広角端”での値より結構大きくなる)。

3は三脚での撮影で必要。オート(=マルチ)はどこに合わされるか分からないし、フォーカスロック(=中央)は三脚の首を振れない(振っても距離が変わる)ので出来ない。結果MFになる。フォーカス位置を画面上の任意点に指定出来るカメラもあるが、その場合はAFでOK。ちなみにわたしは”撮影用アーム”を作製、使用しているのでフォーカスロックで簡単ピント合わせしまくりである。

コンパクトカメラだと CX4、5がお薦め。”絞り優先モード”がないが焦点距離=85mm程度の開放F値が大きめ?でセンサーサイズが小さいのでそこそこの被写界深度が期待できることもなくはないかも?接写能力は群を抜いている。

より高画質なコンパクトカメラ(センサーのランクが違うらしい)

 PowerShot S95、S100
 OLYMPUS XZ-1
 PowerShot G12
 LUMIX DMC-LX5

さらに上のミラーレス一眼は上に挙げた高画質コンパクトカメラよりセンサーサイズが大きく、レンズも無理な小型化もしてないのでさらに高画質で色の再現性に有利。

センサーのサイズ的に Nikon1<Panasonic=OLYMPUS<SONY となる。画質もほぼ同じ序列。しかし、センサーサイズが大きいほど被写界深度が浅くなる(逆の言い方をすれば、大きな背景ボケが得られる)ので、この点も考慮するべき(それなり以上に差が出る)。

現時点で、レンズのラインナップ等も考えると、マイクロフォーザーズ(Panasonic、OLYMPUSの共同レンズマウント規格)がお薦めか?

あとは機能と価格で選ぶ。

フィギュア撮影向きの機能の有り無しで考えると PanasonicのGX1(タッチパネルでフォーカス点指定可、リモコン対応、高画質)が良さげ。
コストパフォーマンスで考えると、PanasonicのGF2(フォーカス点指定で外側に指定できない領域アリ、リモコン非対応)、GF3(リモコン非対応)、NikonのJ1(簡易的な現像ソフト≒レタッチソフトしか付属していないので注意。被写界深度が深くカッチリ撮れる。ボケはイマイチ)もお薦め。


一眼レフはさらにセンサーサイズが大きくボケ過ぎで使いづらいし、ミラーレスでもかなり高画質だし、ファインダーを覗き込まなければいけなかったりするのでこの用途では必要ない?かと。(イベントで展示品を撮影するとき”高感度画質”の真価を発揮させよう。)

”fg”とかの投稿写真を見ると”照明”の構築と”レタッチを含めたホワイトバランス”の調整がいまいち出来ていないことが多い様です。ここら辺を改善すれば、安易に高スペックなカメラに飛び付く必要もないかもしれないし、改善できなければ、高スペックなカメラを買ってもいい写真は撮れない筈です。

”照明”は”撮影用アーム②”の記事が参考になるかと。陰影付け用のライトが1灯でない(2~3灯)ことがポイントだったりします。

”ホワイトバランスとレタッチ”:接写の場合、照明の色だけでなく背景や被写体の色も写真のホワイトバランスを狂わす要因になり、万能な設定等は存在しなかったりします。ということでカメラの設定は”それなり”で置いておいて”レタッチソフト”で調整するのが本道です。
一番効果的なのは”トーンカーブ”でチャンネル(R、G、B)ごとに調整する方法になるかと。
背景の色を換えるのも有効。

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